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七小ブログ

7月3日(水)1・2年生活科「まちがだいすき たんけんたい」(EdTech研究授業))

7月3日(水)、今年度2回目のEdTech研究授業が行われました。今年度の校内研究のテーマは、「EdTech(教育×IT)を活用して、21世紀を生き抜く確かな学力を育む ~新しい教育環境がもたらす学びのかたち(適応学習と協働学習)~」です。今回は、低学年(1・2年)ブロックによる提案で、生活科「まちがだいすき たんけんたい」の授業です。まち探検をして、気になったことを1年生に紹介します。さて、2年生は、どんな発見ができたのでしょうか?


体育館では、「飲食店」、「変わったもの」、「景色・信号」、「お花、習いごと」、「自然」、「ホタル公園」、「看板・信号」の8つのコーナーに分かれて、2年生が発表しました。まち探検をした際に、iPadの写真機能を使って撮影してきた写真を見せながら、1年生に紹介しています。


玉川上水にいたコイの大きさを正しく伝えるには、写真ではなく、実寸大の絵を描けばいいと考えた子供たち。画用紙を2枚つなげて、「こんなに大きなコイがいました!」と、聞いている1年生を納得させています。これは、ICT(タブレット端末の写真)では、表現し切れないよさを、アナログ(実際に描いた絵)で表現するよさですね。


絵と写真を並べて発表するグループもありました。発見した石垣の特徴を絵で抽象的に表現し、さらに、iPadの写真と比較して伝えています。


今回の研究授業の提案の一つが、デジタルとアナログのそれぞれのよさを生かして伝えることです。ここでの表現方法には、「画像、映像、紙、もの」といったそれぞれのよさを子供自身が考えて表現することに挑戦しました。


iPadの拡大機能を使って見せたい部分を焦点化するなど、伝え方を工夫する2年生の情報活用能力に驚かされました。


聞いていた1年生の表情をご覧ください。「わかりました」「はつみみ」「いってみたい」などをカードを見せて、感想や質問をしながら、2年生の発表に真剣に聞き入り、発表を通したかかわりを楽しんでいました。


2年生にとって、初めてのタブレット端末(iPad)を活用した授業ですが、普段の生活の中でもスマートフォンやタブレット端末に触れる機会が多い子供たちにとって、こういったICTの教育環境は当たり前になりつつあります。これからは、一人1台タブレット端末をどう使うのかを学びながら、一人一人の情報リテラシーを育むことが大切だと感じています。